東京8月31日(NHK) – 今年上半期の日本の警察の統計によると、国内で自宅で孤独死した約4,000人の遺体が死後1か月以上発見されなかった。
警察庁は、孤独または孤立した生活を送り、自宅で介護を受けずに亡くなる人々の社会問題にさらに光を当てることを期待して報告書を発表した。
報告書は、1月から6月の間に警察が遺体の解剖やその他の検査を実施した10万2965人に関する情報を提供している。
このうち約3割に当たる3万7227人が自宅で放置された後に死亡しているのが発見されたことが分かった。 65歳以上の人口が全体の7割を超えた。最も多いのは85歳以上の7,498人で、次いで75~79歳が5,920人、70~74歳が5,635人となった。
自宅で孤独死した約40%にあたる1万4775人の遺体は、死後1日以内に発見された。しかし、3,936人の遺体は死後30日まで発見されず、そのうち130人は少なくとも1年が経過してから発見された。
警察庁はこの報告書を、引き取り手のない死亡問題への対応を検討している内閣府の作業部会に提出する予定だ。