東京4月05日 【日本のニュース】 JR東海は、山梨県と長野県の「リニア中央新幹線」工事の一部完成が2031年に遅れる見通しであると発表した。
JR東海は先週、開業目標だった2027年を放棄し、同社が2027年以降の工期を設定したのは初めてとなった。 JR東海の発表によると、山梨県駅と長野県飯田市の「座光寺陸橋」の工事が2031年に完了する見込みとなった。
JR東海は3月29日、静岡県が着工を拒否し続けたため、2027年開業という目標を断念せざるを得ないと明らかにした。 リニアプロジェクトのすべての建設工事は2027年以内に完了する予定だったが、2027年を超えるスケジュールが設定されたのは今回が初めてだ。
JR東海は、静岡県内での工事には10年程度かかると試算しており、すぐに着工できても開業は2034年以降にずれ込む可能性があるとしている。 しかし、静岡県の川勝知事が辞任の意向を示しており、事態の進展につながるか注目が集まっている。
ソース: 日本放送協会